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　卓球のノジマTリーグは17日、アクシオン福岡などで男女4試合があり、女子の日本生命は九州に3―1で勝利した。北九州市出身で日本生命の早田ひながシングルスで勝利し、チームの白星に貢献した。

　連戦続きの海外遠征に、利き腕の左腕の故障。苦しい時期を経て、日本生命の早田ひなの安定感はまた一段と上がった。

　実戦は約1カ月ぶり。試合感覚が薄れ「今日の調子は負けてもおかしくなかった」。それでも、ずるずると崩れないところに強さがあった。

　第1ゲームは6－10と先にゲームポイントを握られた。早田は「ここまでにどういうミスをしていたのか、記憶をよみがえらせていた」と冷静だった。ラリーで相手のミスを誘いプレッシャーを与え、最後は強烈なドライブを打ち込んで逆転。流れを引き寄せた。

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　補欠に回った2021年の東京オリンピックを経て、24年パリ五輪へと向かう中、際立つのが好不調の波の少なさだ。「試合だけで強化期間がないと、伸びない状態になる。リスクを冒してでも少しずつ強化していかないといけない。練習したことが1本でも出せればよい」。割り切りが安定したパフォーマンスにつながり、パリ五輪代表選考ポイントは現時点でトップに立つ。

　故障で約1カ月間の休養中は「外の空気を吸い、自然にパワーをもらい、悩みも吸収してもらえた」。心身ともにリフレッシュして再び突き進む。【丹下友紀子】